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作品紹介

サマーウォーズのここが凄い!家族の繋がりで世界を守る!

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4作目は、「サマーウォーズ」です。

本作は細田守監督を、名監督として有名にした作品です。

細田守監督の家族思いな人柄が出ている11年前の作品ですが、今なお続編を期待するファンがたくさんいます。

この作品をオススメする理由3つ

情報を視覚化したような映像表現

夏の田舎へ行きたくなる清々しい背景

普通の家族だってヒーローになれる

 

 

簡単なあらすじ

気弱な青年、健二は憧れの先輩・夏希に頼まれて長野の夏希の実家を訪れ、夏希の恋人であり婚約者だと家族に紹介されてしまいます。

やるせない嘘と夏希の親族である陣内家の人々に翻弄される健二。

そんな時、陣内家(じんのうちけ)に夏希の初恋の人であり風来坊である侘助(わびすけ)が帰ってきます。侘助の帰省でより一層居心地の悪い健二に一通のメールが届く。

そのメールの暗号を解読する事で、仮想空間"OZ"と現実世界に大惨事が訪れる事を知らずに健二は暗号を解読してしまいます。

 

「サマーウォーズ」のここが凄い!

情報を視覚化したような映像表現

サマーウォーズを語る上で、

デジモンアドベンチャー 〜ぼくらのウォーゲーム!」の存在は欠かせません。

サマーウォーズが劇場公開される以前、2000年に公開されたこの作品は、わずか40分という短い映画ではあるのですがサマーウォーズとかなり類似点がある作品です。

サマーウォーズの中で登場する"OZ"という仮想空間は白を基調にしていて大地が曖昧な浮遊空間として表現されていますが、デジモンアドベンチャーの中でも同様な表現がみられます。

細田守監督作品の多くには、情報の羅列のようなデジタル表現が多いです。

実際には、プログラムはこのようなビジュアル表現をしていることはほぼありませんがマトリクスのような数字の羅列よりもファンタジー感が生まれやすく取っ付きやすいです。

"OZ"内にいる主人公達はアバターと呼ばれる仮想のキャラクターに扮しています。あえて"OZ"内のキャラクターの実線をオレンジっぽい色にすることでリアル世界の陣内家の人々と差別化しています。

こういった表現手法は、細田監督独特な表現です。

浮遊感のある"OZ"の世界でのキングカズマ(池沢 佳主馬のゲームキャラクター)のアクションは、躍動感があってすごくドキドキさせてくれますよ。

 

夏の田舎へ行きたくなる清々しい背景

本作の舞台になるのは、長野県上田市です。劇中出てくる陣内家のお屋敷の門は、上田城の門を見本に設定されました。

元々、細田監督の奥様の実家が上田市だったこともあり上田市を訪れた監督が"日本の原風景"を作品に取り入れたいという理由で美しい山々や広々とした空の青さが描かれています。

キャラクターやストーリー、アクションに目がいきがちな本作ですが実に緻密に背景です。

田舎の農家の家って、昔は平屋建ての家が多く家族が集まるように大広間が必ずあったんですよね。私の親戚の家も、大広間があって子供の時に遊びに行くと家族で川の字になって蚊帳の中で寝た記憶があります。

山下達郎さんの主題歌「僕らの夏の夢」が実にマッチしていて、自由で開放感のある夏を感じさせてくれますよ。

 

普通の家族だってヒーローになれる

本作で登場する陣内家は、由緒ある家計のようで戦国時代から続く家系。曽祖母である、陣内栄(じんのうちさかえ)は元教師で教え子に政治家や地方の実力者、警視総監もいたようです。

曽祖母のカリスマ性は、陣内家を支える上でも卓越したものがありテキパキと指示を出す栄はカッコいいとさえ思います。

その他の家族は、水道局員、市役所職員、陸上自衛隊員、漁師、電気屋、専業主婦、警察官、消防士など全くファンタジー感のないごく普通の一般市民です。

一般市民の代表である陣内家の人々がハッキングAI"ラブマシーン"を相手に世界を救うために活躍する姿は家族の繋がりの力を感じさせくれます。

普通の人だって、日々の暮らしを支えるヒーローだ!

まとめ

細田守監督は、苦労人で本作の制作中にお母様を亡くされています。

その半年後には祖母をなくされており家族の繋がりというものを作品の中で強く描いている監督です。家族思いの強い方なのだと思います。

私は、本作を細田守監督による家族をテーマにした春夏秋冬の4部作の"夏"と位置付けています。

・春の「未来のミライ」(兄弟・姉妹)

・夏の「サマーウォーズ」(家族)

・秋の「バケモノの子」(父親)

・冬の「おおかみこどもの雨と雪」(母親)

 

一貫しているのは、繋がりによる力と愛情。

それぞれ、主体となるテーマが違うので見ている側の年齢などによって取っ付きにくい部分もあるかもしれませんが、年齢を重ねてから見るとまた違った気付きがあります。

 

良作に触れて頂く機会に、この記事がなれば幸いです。

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