作品紹介

ロードス島戦記OVAは王道ファンタジー!魅力的すぎるエルフ!

本日、オススメするのは「ロードス島戦記(OVA版)」

こちら、約30年前に発刊された同名小説のアニメ版です。原作者の水野良さんが、若干24才の頃に書かれた小説です。

その当時はファンタジー作品は、ほとんどが海外の小説やT-RPG(机上で想像しながら遊ぶカードゲームみたいなもの)しかなく和製ファンタジー作品の金字塔として後のゲームやアニメに強く影響を与えた作品です。

なんと、昨年に新刊が発刊されています。

「古っと思ったそこのあなた」古いけどオススメするのには訳がある!

 

この作品をオススメする理由3つ

とにかく作画力とデザインがすごい

可愛すぎるエルフ・魅力的なダークエルフ

善と悪そして、中立。悪役が魅力的

 

簡単なあらすじ

神々の時代、光の神々と暗黒の神々の戦いは大地母神マーファと破壊の女神カーディスの相討ちによってその戦いは終焉を迎えます。

カーディスの”気”によって蝕まれた大地、呪いが大陸全土に広がるのを恐れたマーファは最後の力を振り絞りロードスのみを大陸から切り離します。

それ故、魔物の徘徊する暗黒の大地「呪われた島、ロードス」と言われることになるのです。物語はこの島で繰り広げられます。

亡き父の鎧をまとい騎士として成長を誓い旅を始めるパーン、その友エト。道中知り合う魔法使いのスレイン、エルフのディードリット、ドワーフのギム、情に厚いが野心家のウッドチャック。

パーン一行の旅は、やがてロードス全土に波及する2大国家の戦火の渦に巻き込まれるのです。

 

「ロードス島戦記(OVA版)」のここが凄い!

とにかく作画力とデザインがすごい

ロードス島戦記は、OVA作品以外にもテレビシリーズ化されたりゲーム化されたりと兎に角メディア展開が広い作品です。

その中でOVA版だけをオススメする理由は、作画とデザインが抜きん出ているからです。

本作のキャラクターデザインは、出渕裕さんです。この方のキャラセンスだけでも魅力的なのですが結城信輝さんの作画力が群を抜いています。

敬愛を込めて、作画お化けと言わせていただきたいです。

この作品が、発売された頃キャラクターや鎧の立体感や質感を出すのに影付けハイライトといった仕上げ指定をしていたのですがロードス島戦記においてはその指定が、半端なく細かいのです。

特に、敵方のアシュラムや暗黒の島マーモの皇帝ベルドの鎧などは重量感たっぷりです。結城信輝さんの画力は、今のイラストレーター さん達も参考になると思いますよ。

その上、ロードス島戦記には「五色の魔竜」と呼ばれるドラゴンが登場するのですが一匹一匹デザイナーさんが違うという力の入れようです。

最近は、ゲームの影響でドラゴンの重量があまりよく分からなくなりましたが、ロードス島のドラゴンは実際の重さが感じられます。

人間が本当にドラゴンと戦ったらこんな感じかなと思えるくらいリアルに表現されています。

 

可愛すぎるエルフ・魅力的なダークエルフ

エルフ=可憐とか可愛いのイメージを日本のサブカルに定着させたのは本作だと思います。本作の人気を押し上げた、二人のエルフの存在は偉大です。

ハイエルフの「ディードリット」とダークエルフの「ピロテース」、二人は全く好対照のエルフです。

どこか少女のようなディードリットにたいしてピロテースは妖艶な大人の女性というイメージです。

エルフという種族の長命さから当初ディードリットはパーンを子供扱いしているが人として、騎士として成長していくパーンに対して恋心を抱くようになります。

ピロテースもアシュラムの側近という立場より恋心から行動している部分が多くありOVA版以降のアシュラムの敗走にも付き従っていたのはアシュラムを愛していたからだろうと思います。

二人のエルフに共通しているのは人間よりも長命な一族である点です。

それ故に、人間を好きになった彼女達はいづれ愛する人の死を看取らなければならないという運命を必ず背負うという儚さがより男性ファンを獲得した理由の一つだったのではないかと思います。

ちなみに、このピロテースというキャラは初期の小説版の中では出ておらずOVA作品のオリジナル要素が強いです。

原作者の水野良さんもこのキャラを気に入りその後のロードス島作品で活躍するようになったようです。

前述の結城信輝さんのイラストなどに描かれた二人のエルフは本当に美しいです。

 

善と悪そして、中立。悪役が魅力的

欧米のファンタジーの特徴として善と悪が割とはっきりしています。主人公に感情移入するために主人公の行動は善で敵側は悪って表現が多いです。

ですがロードス島戦記は、善と悪という考え方が割と曖昧というか、それぞれの立場においてどちらも善であり互いの置かれている立場の違いで捉え方がかなり違うと思います。

OVA版では、あまり語られることがないが2大国家「ヴァリス」と「マーモ」それぞれを統治する王はかつての友であり六英雄と称される人物です。二人の王も魅力的なのですが裏で暗躍するカーラが魅力的です。

私が本作を最初に見た時に衝撃的だった考え方が灰色の魔女と称される”カーラ”の考え方です。

一つの国家が強すぎる力を持つといづれ滅びるという理由で均衡を脅かす存在を排除していくという考え方には衝撃を覚えました。

現代社会に照らしてみると中国とアメリカ、アメリカとロシアといった国同士の均衡はカーラの言うバランスの取れた社会なのかもしれません。

 

まとめ

OVA作品が販売された時点では、小説が完結しておらず本作と小説版とは相違点が多少あります。

逆に、小説に強く影響を与えた作品でもありアニメと小説が高めあって両者で良い相乗効果を得た好例でもあります。

アニメって色んな人の知恵と努力の結晶なのだと私は考えています。単純に原作が好きってだけでなくてそこに関わっている人がどんな人かなんてたまに調べたりしながら見てもらえたら制作者はかなり喜びますよ。

良作に触れて頂く機会に、この記事がなれば幸いです。

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